つきのわのお散歩

木工、染織の工房「つきのわ」と柴犬「小豆」の日常

つきのわのお散歩「麻てらす」・「つ・む・ぐ」上映会

こんにちは、テルミーです。

秋田の長い冬の到来を目前にして、秋はイベントが目白押しです。

今日は、友人が主催し、私もお手伝いに行く上映会のご案内です。

 

先月も、秋田にドキュメンタリー映画監督の吉岡敏朗監督を迎え、新作「麻てらす〜より姫岩戸開き物語〜」の上映会を秋田県内3カ所で上映したのですが、今回は、「麻てらす」と合わせて、前作の「つ・む・ぐ〜織人は風の道をゆく〜」も同時上映します!

 

 

「麻てらす」は大麻をテーマにした映画です。

大麻と聞くとドラッグ、犯罪というようなイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、大麻は縄文の時代から生活に、神事に欠かせない植物であり、この映画では、大麻繊維から糸を作り出す「より姫」と、そして各地の神社やお祭りで伝統的に使用されている大麻繊維にスポットを当てています。

asaterasu.com

 

そして、「つ・む・ぐ」は、タイやラオスで現地の女性たちと共に、自然のものだけを使って、1つ1つ手仕事で作られた服をデザインするさとううさぶろうさん、終末医療に携わる船戸先生、農業をしながらシンガーでもあるyaeさんのそれぞれの生き方と、それぞれの関わりを映し出しています。

www.tsumugu-movie.com

 

さとううさぶろうさんは、今月末に、我が家で開催される「うさと展」のデザイナーです。

映画を見ると「うさとの服」がどのように作られているか、それに携わる方々がどのような思いで作っているかが伝わってくるので、「うさと展」をより楽しむことができると思いす。

以下、詳細です。

 

 

日時:10月21日(土)

 「つ・む・ぐ」9:30開場  10:00上映

 「麻てらす」 13:30開場  14:00上映

 

場所:渡邉幸四郎邸(秋田市新屋表町5−10)

 

料金:1作品1700円 2作品3000円

 

予約・お問い合わせ先:

藤原美紀 TEL  080ー6000ー4340

               E-MAIL  marrtinng@gmail.com

 

13:00〜13:30にはキルタン(歌うヨガ)をお楽しみいただけます。

 ※キルタンのみのご希望の場合は参加費500円になります

 

「あいかけん」のカレーランチ800円にて!

 ※必要な方は予約時にお申し出下さい

 

会場の渡邉幸四郎邸はゆったりとして気持ちになる古民家で、どちらの映画も心に新鮮な風が吹くようなよい映画です。

カレーとキルタンも合わせて1日楽しんでいただけたらと思います。

ご予約お待ちしております!

 

出展のお知らせ。よこてお城山クラフトフェア

めっきり朝晩冷え込んできました。

毛布にくるまるのが心地いい気温ですが、夢見心地でうとうとしているとミサイルが飛んできた警報で叩き起こされる。

恐ろしい世の中です。

 

さて、9月出展のお知らせです。

 

よこてお城山クラフトフェア

2017.9.30 [土] 10:00-16:00 / 10.1 [日] 10:00-15:00 雨天決行/入場無料
※食品の販売は、11:00からとなります。

 

http://oshiroyama.net

 

今年でつきのわとしては二度目の参加です。

地元ということもあるのですが、個人的にはとても大好きなイベントで楽しみにしています。

 

去年の思い出。

小豆と共に出展に行ったのですが、バルーンアートがあちこちでパーンと弾ける音に小豆がすっかりビビってしまい1日中プルップルだったこと。

ミサイルよりもおっかない、小豆にとって恐怖の2日間になってしまいました。

すっかりトラウマになってしまった小豆は、蚊をパチンと叩く音にも敏感に反応し、尻尾をダラリと下げて他の部屋に逃げて行ってしまう始末。

今年はお留守番かな。

 

会場近辺は今年クマが結構目撃されていて心配されてましたが、クマさんは遊びに来ないことを祈ります。

 

食欲の秋、スポーツの秋。そして芸術の秋に、行楽の秋。

お出かけついでに足をお運びください。

ツキノワタケ ダーニングマッシュルームの2

ツキノワタケの生える、秋田県由利本荘市

なかなか住みよい土地ということで一部では有名です。

 

というわけで続きです。

 

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1でセンターを出してある角材を木工旋盤にセットします。

大まかでもいいと思うのですが、やっぱりある程度センターがでてないと加工もしにくいし、均一になりません。

 

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傘に入る丸ホゾを穴の径と同じように加工。

あとは持ち手の部分をフリーハンドで削ります。

ので一個一個、少しづつ形が違います。自然に生えているキノコだって全く同じ形がないように、世界でこのキノコは、このキノコだけなんだ。と思っていただけたら幸いです。

決してサボっているわけではありません。決して!

 

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一通り整形が完了。丸ホゾの径も一個一個ノギスで寸法を測っているので、結構慣れるまでは辛いです。

 

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手ノコで余分なところを切り落とした状態。

切りっぱなしの跡が残っているので。。。

 

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ホゾ部分をチャックにかませて、お尻部分をサンドペーパーで滑らかに。

 

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木工用ボンドで接着。ボンドをはみ出すぐらいに塗って、乾燥するまで1日程度おきます。

 

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接着した時にはみ出したボンドや、傘と石づきの接着部分の段差をサンドペーパーでならします。この時に最終仕上げ。水拭きして浮きだたせたケバを再度#240で磨きなおします。ちなみに書いてませんが石づきも水拭きしています。

ツキノワタケはクリ、オニクルミを材料に使用していますが、両方とも木の性質上ケバが起きやすいんです。ので結構この辺の仕上げは気を使います。

 

 

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仕上がったキノコたち。

あとはオイルを塗って完成です。

 

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オイルはリボス社クノスクリアを使用しています。コスト的にはもっと安いものもあるんですが、やっぱり安全ですね。製品を手にする人にとっても、作業する僕自身にとっても。気持ち甘い香りがして、よく伸びるので作業性も良好です。

 

オイルを拭き取る前に#400の耐水ペーパーで軽くこすります。木の導管(細かな穴)に木くずとオイルをすり込むことで目止めの役割を果たし、手触りもよりよくなります。

 

このような行程を経て、ツキノワタケは生えてきます。

もっと良い方法はいくらでもあるかもしれません。

でも今現在、この流れに落ち着いています。

 

これまでツキノワタケを手にしていただいた方、これから我が家にツキノワタケを迎え入れたいとお思いの方にも。

少しでもつきのわの雰囲気を感じていただけたらと思います。

 

長文にお付合いいただきありがとうございます。

これからもつきのわをよろしくお願いします。