上京物語
こんばんは、お久しぶりのテルミーです。
週末、久しぶりに東京に上京していました。
雪がモリモリ降った今週末の秋田に比べ、東京はあたたかいんだろうなぁと期待してたのですが、そんなにあたたかくない(笑)。
でも、雪がなくて青空が見えるだけで気分は晴れやかです。
座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルに行ったり、うさと展に行ったり、水天宮行ったり、バーンロムサイ展行ったり、友だちに会ったり、時間の許す限りあちこち出掛けたのですが、上京のメインは織りの講習会でした。
以前から参加したいと思っていた講習会だったのですが、2年に1度しか開催しないということと、私の方の予定が合わなかったことで、なかなか参加できずにおり、念願の講習会参加でした。
優しい人柄の先生で、織物の実物を見せてくれながら丁寧にお話をしてくださる姿にも感動したのですが、何よりも、私が近頃疑問に思っていたこと、知りたかったことをすべて教えてくださり、参加して本当によかったと思える講習会でした。
機道具も自分で製作される先生でして、その道具の工夫の仕方もためになったのですが、おもしろかったのがこの道具。
正式な名前を教えてもらったのですが...。
回転計の付いている古い綛あげ機なんですが、200回回すと、チンっとベルが鳴ります。
我が家の綛あげ機にも回転計は付いているのですが、気がつくと、予定より巻き過ぎていることもしばしば。
見た目もアンティークで美しく、我が家にほしいくらいの道具でした。
由利本荘のよいところ
というタイトルにしましたが、特に有名スポットの紹介とかでは無いです...
でも、嬉しい事がありましたので、この場をかりて少し由利本荘のよいところご紹介したいと思います。
僕の直接の連絡先がわからなかったそうで、親戚を通じてわざわざ『いらないか?』と声をかけて下さった方がいたのです。うちで持ってても燃やすだけだから、使い道があるなら使って!とのこと。親戚が連絡先を聞こうとしても教えてくれなかったそうで、お礼を言う事も出来ず...
大事に使わせていただきます。
でも、これだけではなく、実は去年の秋頃。市の広報に載せてもらった時にも、連絡先がわからないから市役所を通じて僕に連絡をしてきてくれた方がありました。
その方からも『以前碁盤を作る為に製材してもらった板があるんだけど、もう自分は使わないからいらないか?』という話をいただきました。
数十年前、水林の奥で伐採したトチを製材して保管されていたそうです。ボリュームからしてすごく立派な木だった事がうかがえます。由利本荘市産のトチです。とても貴重な材です。もったいなくてどうしようか考え中ですが、機が熟したらきっとこの木にしかなり得ない何かに生まれ変わらせてあげたいと思っています。
よくもわからない移住者の僕らの為に。
こんなにもあたたかい気持ちを送ってくれる由利本荘の人たち。
他にも書き出したらキリが無いくらい、地域の皆さんにはお世話になってばかり。
この場をかりて心からお礼申し上げます。
由利本荘のよいところ。
あたたかい人たち!
大好きです、由利本荘。
ふるさと村での展示を終えて
昨年12月より、ふるさと村にて開催しておりました『木工舎つきのわ/huuukei 二人展』も昨日無事最終日を迎え、本日は撤収作業に行ってきました。
かなりの長い期間、常設での展示という事で、なかなか在廊する時間もとれず。
展示会の経験もまだまだ少なく準備不足な所もかなり否めない、今回ではあったのですが...
本当にたくさんの方に足を運んでいただいた事、心から感謝いたします。
在廊する事が出来ない日の為にと準備した感想ノートにも、たくさんのメッセージが残されていて、これから仕事をしていく活力になりました。
本当にありがとうございました。
驚いたのが、本当に全国津々浦々から、ふるさと村へ来場される方がいるという事。
工芸展示館には秋田県のこけしやおもちゃ、民芸品をはじめ、古くから伝わる伝統工芸品が多数展示されています。
(そんな素晴らしい展示の中に僕の作ったモノが展示されていたというのも恐縮ではあるのですが)
県外の方はもちろん、秋田県内の方々にも秋田のモノづくりの良さを見ていただく入り口の役目を果たせたのでは、と思いました。
ふるさと村のスタッフの皆さんにも大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
さて、まだまだ冬は続きそうですが最近手に入れたダウン入りのパンツをモッコモコに着込んで日々作業に勤しんでおります。
最近の癒しは、ダラリと寝転ぶ小豆が寝言をいう瞬間です。
たまに、犬の着ぐるみをきた小さい人間なんじゃないかなって思う時がありますよね...
さ、明日も頑張りましょう!