七時雨マウンテントレイルフェスに出場してきました
こんばんわ、ヒゲです。
週末、岩手県は七時雨山で開催されましたトレイルランのレースに出場してきました。
初レース。
一般の部、コース全長34km。
山登りには冬場以外は月に1〜2回、高校時代は陸上部にて混成八種を競技し、タバコも数年止めている…
雪解けと共にロードでのトレーニングを開始し、
そこそこの体力はついてきている…
つもりなだけでした。
実際、アップダウンのあるトレイルでのトレーニングをほとんどしていなかったために、
30男の鈍りきった膝は凄まじい悲鳴をあげ、
足がつりそうになるのを必死でこらえながら、
登山者よりもゆっくりな足取りで前に進むのがやっとの状態。
膝の痛みを紛らわす為、般若心境を頭の中で唱えながら進むも、
中途半端にしか覚えていないのでいつも同じ所で止まってしまい、そこで痛みの感覚が倍増していく悪循環…
気持ちだけは前に進んでいるのに、体力は切れてる訳じゃないのに、足が痛くて前に進まない。
女子選手も颯爽と駆け抜けていく、本来ならば最高に気持ちいいはずのゆるい下り道も、自分にとっては針のむしろの上を転がっているような苦痛。
あぁ神様。
確かに私は山を、トレイルランを、自分の体力を、甘く見ていました。
でも、こんなにも、こんなにも…きついものなのでしょうか?
これって楽しいの?苦行じゃないの?…
様々な思いに潰されそうになりながら、意識を繋ぎ止めてくれたのは、
所々に立っているボランティアの方々の声援、ランナーの方々の気遣い、吹き抜ける風だったり、歩いてたから気付いた花だったり。
そうこうしているうちに、ゴール。
完走です。
走ってないけど、完走です。
あ、これが山を走るって事なのかなと少しだけ、分かった気がします。
でも次回は、もっとトレーニングをつんで出直したいと思います。
あれ?また出るつもり?
になってしまうのが山の素敵な所なんだな、とつくづく思った1日でした。