つきのわのお散歩

木工、染織の工房「つきのわ」と柴犬「小豆」の日常

ツキノワタケ ダーニングマッシュルームの1

すっかりご無沙汰しておりました。ヒゲです。

季節もすっかり秋。

日中も過ごしやすく、作業もしやすい気候です。

本日は

iichiでの販売を中心に、好評いただいているダーニングマッシュルームの製作風景などを紹介してみたいと思います。

 

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まず板材の状態からキノコの傘の部分を大体切り出します。

円の形状で、材料を無駄なく使いきるというのはなかなか難しいもので、もっといい具合に木取りができればと思うのですが。

 

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中心に穴を開けます。

加工する上で、組み立て時にも重要な工程です。

 

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キノコの石づきの部分の木取りをします。

この後、木工旋盤で加工していくので寸法は大体です。

ホゾ等の目印にする切り込みを入れておきます。

 

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旋盤に取り付けるため、材料のセンターをマーキングします。

センター出しのための道具は、海外で市販されているマーキングゲージを参考に自作しました。

角材から丸棒まで、両隅に合わせて2か所キズをつけるだけでセンターが出る、なかなか便利な道具です。45°の位置にカッターの刃を仕込んであります。

 

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先ほど開けた穴にねじ込んで旋盤に固定。

手挽きで整形します。

加工風景は省略。。。

 

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型を目指して一つ一つ、せっせと削り、#150、#220のサンドペーパーで表面を仕上げます。

 

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サンドペーパーをあてただけでは細かなケバを取りきれないので、一度水で濡らします。こうすることで細かな木のケバ立ちを浮かせることができます。

 

 

石づきの加工〜完成まで、後半へ続きます。