出展のお知らせ。よこてお城山クラフトフェア
めっきり朝晩冷え込んできました。
毛布にくるまるのが心地いい気温ですが、夢見心地でうとうとしているとミサイルが飛んできた警報で叩き起こされる。
恐ろしい世の中です。
さて、9月出展のお知らせです。
よこてお城山クラフトフェア
2017.9.30 [土] 10:00-16:00 / 10.1 [日] 10:00-15:00 雨天決行/入場無料
※食品の販売は、11:00からとなります。
今年でつきのわとしては二度目の参加です。
地元ということもあるのですが、個人的にはとても大好きなイベントで楽しみにしています。
去年の思い出。
小豆と共に出展に行ったのですが、バルーンアートがあちこちでパーンと弾ける音に小豆がすっかりビビってしまい1日中プルップルだったこと。
ミサイルよりもおっかない、小豆にとって恐怖の2日間になってしまいました。
すっかりトラウマになってしまった小豆は、蚊をパチンと叩く音にも敏感に反応し、尻尾をダラリと下げて他の部屋に逃げて行ってしまう始末。
今年はお留守番かな。
会場近辺は今年クマが結構目撃されていて心配されてましたが、クマさんは遊びに来ないことを祈ります。
食欲の秋、スポーツの秋。そして芸術の秋に、行楽の秋。
お出かけついでに足をお運びください。
ツキノワタケ ダーニングマッシュルームの2
なかなか住みよい土地ということで一部では有名です。
というわけで続きです。
1でセンターを出してある角材を木工旋盤にセットします。
大まかでもいいと思うのですが、やっぱりある程度センターがでてないと加工もしにくいし、均一になりません。
傘に入る丸ホゾを穴の径と同じように加工。
あとは持ち手の部分をフリーハンドで削ります。
ので一個一個、少しづつ形が違います。自然に生えているキノコだって全く同じ形がないように、世界でこのキノコは、このキノコだけなんだ。と思っていただけたら幸いです。
決してサボっているわけではありません。決して!
一通り整形が完了。丸ホゾの径も一個一個ノギスで寸法を測っているので、結構慣れるまでは辛いです。
手ノコで余分なところを切り落とした状態。
切りっぱなしの跡が残っているので。。。
ホゾ部分をチャックにかませて、お尻部分をサンドペーパーで滑らかに。
木工用ボンドで接着。ボンドをはみ出すぐらいに塗って、乾燥するまで1日程度おきます。
接着した時にはみ出したボンドや、傘と石づきの接着部分の段差をサンドペーパーでならします。この時に最終仕上げ。水拭きして浮きだたせたケバを再度#240で磨きなおします。ちなみに書いてませんが石づきも水拭きしています。
ツキノワタケはクリ、オニクルミを材料に使用していますが、両方とも木の性質上ケバが起きやすいんです。ので結構この辺の仕上げは気を使います。
仕上がったキノコたち。
あとはオイルを塗って完成です。
オイルはリボス社クノスクリアを使用しています。コスト的にはもっと安いものもあるんですが、やっぱり安全ですね。製品を手にする人にとっても、作業する僕自身にとっても。気持ち甘い香りがして、よく伸びるので作業性も良好です。
オイルを拭き取る前に#400の耐水ペーパーで軽くこすります。木の導管(細かな穴)に木くずとオイルをすり込むことで目止めの役割を果たし、手触りもよりよくなります。
このような行程を経て、ツキノワタケは生えてきます。
もっと良い方法はいくらでもあるかもしれません。
でも今現在、この流れに落ち着いています。
これまでツキノワタケを手にしていただいた方、これから我が家にツキノワタケを迎え入れたいとお思いの方にも。
少しでもつきのわの雰囲気を感じていただけたらと思います。
長文にお付合いいただきありがとうございます。
これからもつきのわをよろしくお願いします。
ツキノワタケ ダーニングマッシュルームの1
すっかりご無沙汰しておりました。ヒゲです。
季節もすっかり秋。
日中も過ごしやすく、作業もしやすい気候です。
本日は
iichiでの販売を中心に、好評いただいているダーニングマッシュルームの製作風景などを紹介してみたいと思います。
まず板材の状態からキノコの傘の部分を大体切り出します。
円の形状で、材料を無駄なく使いきるというのはなかなか難しいもので、もっといい具合に木取りができればと思うのですが。
中心に穴を開けます。
加工する上で、組み立て時にも重要な工程です。
キノコの石づきの部分の木取りをします。
この後、木工旋盤で加工していくので寸法は大体です。
ホゾ等の目印にする切り込みを入れておきます。
旋盤に取り付けるため、材料のセンターをマーキングします。
センター出しのための道具は、海外で市販されているマーキングゲージを参考に自作しました。
角材から丸棒まで、両隅に合わせて2か所キズをつけるだけでセンターが出る、なかなか便利な道具です。45°の位置にカッターの刃を仕込んであります。
先ほど開けた穴にねじ込んで旋盤に固定。
手挽きで整形します。
加工風景は省略。。。
型を目指して一つ一つ、せっせと削り、#150、#220のサンドペーパーで表面を仕上げます。
サンドペーパーをあてただけでは細かなケバを取りきれないので、一度水で濡らします。こうすることで細かな木のケバ立ちを浮かせることができます。
石づきの加工〜完成まで、後半へ続きます。